七 彩
毎日を彩る、現代の伝統工芸品。
色 彩

木竹工の世界

木竹工はその名のとおり、木工芸・竹工芸のことをいいます。

工芸といいますが、堅苦しいものは全く無く、むしろ日々の生活に深く根付いている分野でもあります。

風土豊かな日本では、古くから様々な種類の木竹材を入手することができました。外観・用途に応じてそれらを使い分けることで、木・竹と一言で言っても、全く異なる印象を醸し出します。

例えば、秋田県の”大館曲げわっぱ”のお弁当箱。

「なにを詰めても美味しそうに見える」ことで、数年前にブームに火がつき、一時全国の百貨店で品薄状態になりました。今では百貨店だけでなく、専門小売業者などでも取り扱いがされている木工芸品です。

木工芸品は、技法により更に細かくカテゴライズすることができますが、例えば、上記の”大館曲げわっぱ”には、「曲物(まげもの)」という技法が使われています。曲物は薄くした木の板を熱湯処理し、木繊維を柔らかくして、成形する技法です。

木工芸には他にも「指物(さしもの)」「刳物(くりもの)」「挽物(ひきもの)」などの技法が存在します。

小林哲也 欅拭漆盛器
川口 清三

竹工芸には「編物(あみもの)」「組物(くみもの)」という技法が存在します。

竹工芸は竹から竹ひごをつくり、それらを編み込むことで製品を作り上げていきます。

観賞用の竹かごだけでなく、普段使いしている竹かごバッグや、蕎麦などのお皿として使われている”ざる”も立派な竹工芸品なのです。

堀田博門 組花籠「古都の情景」